排出量取引

最近気になる自主的排出量取引
京都議定書の認めているCO2クレジット(CER)とは別に、
自分で目標設定をして、
自分で削減努力をして
それを売買するという方法。

環境省経済産業省でも研究会が開かれており
院生時代はそこで研究をさせていただいていました。<修論のテーマが排出量取引だったので^^;


これに関する最近のニュースとして、高知県がいよいよクレジットを販売し始めましたね!
毎日新聞の8月24日の記事に載っていました!

「吸収証書」という名称で、森林のCO2削減部分を販売するそうです。
四国電力など、3社がこれを購入することに合意。
画期的な一歩が踏み出されたといえるのではないでしょうか?

こちらは高知県の循環型社会推進課が中心となって進めている事業で、
「環境先進企業との協働の森づくり事業」の一環だそうです。

仕組みとしては県と協定を結んだ企業が、
市町村が所有する森林、約5.6万ヘクタールの間伐や下草刈りを
行うというもの。手入れをすれば吸収量が高まる、という前提なのでしょうか?

3社で合計1114トンをオフセットしたことになるそうです。


今後、これが実際に他社に転売できるようになれば、自主的な排出量取引
なりますし、自社の削減用として償却されれば取引とまでは行きませんが、
いずれにせよ、何か新しい動きがおきそうで、今後も目が離せません!