法律で環境は守れるのか

現在、CTFでは熱帯雨林の植林には直接関わっていませんが、
RAIN FOREST JAPANの南研子さんとトークライブをして以来
かなり気になっています。

アマゾンは地球の酸素の収支の3分の1を担っているそうです。
地球のCO2バランスを考えた上で、非常に重要な役割を持つ
アマゾンですが、毎年17万平方㎞づつ減少しています。
なんと!2年で日本の面積と同じくらいの熱帯雨林が消失している
ことになるのです!!

いくら植林しても追いつきませんね、、、

そんなアマゾンの熱帯林を守る法律が、環境の日である6月5日に発効
しました。
世界最大の熱帯雨林を抱えるブラジル・アマゾナス州地球温暖化防止のための
州法が誕生したのです発効した。ブラジルは実はCO2排出量が世界第4位。
急速な経済成長に伴いCO2排出量も年々増加していましたが、
温暖化防止のための法律は今回は初めてだそうです。

この州法は、一年で四国の面積に匹敵する約2万平方キロの森林が焼き畑などによ
り消失しているアマゾンの環境保護と持続的発展の両立を狙っています。
外国政府や企業が森林保護に取り組む住民の生活を支援するために、
「ジャングル基金」や「ジャングル奨学金」などを設立することにしました。
そのかわりとして、温室効果ガスの排出権を得られるという仕組みなのですが、、、

環境保護に取り組む企業への税制面での優遇措置なども盛り込まれているそうです。


法律、と名前はついていますが、排出量取引のためのルール、なのでしょうか。
人のことを悪くは言えませんが、オフセットの限界(インセンティブの限界、という意味で)
をどうしても感じてしまいます。